私は、普段生活している中で、おどろおどろしいものは見ることはないです。
ひとつだけ、あれは何だったのか、今もよくわからないものがあります。
結婚後、しばらく一般事務のパートをしていましたが。
ビーズアクセサリーを作るようになると、多忙で体調を崩すようになり、思い切って昼間のパートをやめることにしました。
その、やめる20日前くらいの出来事でした。
職場で、パソコンで入力したデータと手書きの書類を見比べ、間違いがないかチェックする作業をしていました。
やがて、小さなLの字のようなものが、視界の真ん中に見えてきました。
2書類の書類を交互に見るのですが、Lの字は常に、視界の真ん中に見えます。
これは何?と思い、視線を壁に移すと、Lの字も一緒に移動し、壁に見えるという具合です。
うーん・・・ 何だろう?目は、痛みや不快な感じもありません。
周りは、みなさんいつものように仕事をしています。しょうがないので、そのまま仕事を続けました。
Lの字はだんだん大きくなりました。形は崩れながら、どんどん大きくなります。
やがて、1メートルくらいの大きさになると、気味が悪くなってきました。
部屋を抜け出し、廊下の壁に視線を移すと、「グニャグニャに変形した線」が見えます。
まぶしく輝くわけではないのですが、白い光線のようでした。
光線は、生きているみたいでした。まだ大きくなり、点滅するようになりました。
色は赤と青と白です。床屋さんの「三色ねじり棒」みたいですが・・・
グニャグニャ光線は、点滅しながら、輪のようになります。
どんどん・・・どんどん大きくなって。
気がつくと、その輪はいつの間にか、私の胸(心臓あたり)から出ていました。
私の席から、部屋の向こう側の壁まで広がりました。30畳分くらい?の輪です。
胸から出た点滅光線が、とても大きな輪となって、また胸に戻ってきている。一体、何なの・・・?
ゆっくりと時間をかけて輪は小さくなって、なぜか、私の視界の左側へ向かって消えていきました
赤と青と白の組み合わせ。思いつくのは、アメリカインディアンのシルバーアクセサリーでした。
そこで、仕事の帰りにアクセサリーの店へ寄り、その日の記念(?)に、指輪を買いました。
赤めのうとターコイズ、白蝶貝を使ったものです。
その日は、強い雨がザーザー降っていました。
普段通りに電車に乗り、家に帰りましたが、私は運が良かったです。
もう少し遅かったら、電車は止まってしまったのです。
その日は2000年9月11日。
名古屋近辺に住んでいる人には忘れられない日、東海集中豪雨の日でした。
そのほぼ1週間後、会社で仕事をしていると、またあの不思議な光線が見えてきました。
今度は規模が小さく、視界の右側へ消えてなくなりました。
それ以降、その光線は見ることはないです。