1999年、ある夏の休日の昼過ぎ、私はベランダで洗濯物を取り込んでいました。
その時、フッと空を見上げると、グニャグニャの雲と真っ直ぐな雲を描いた飛行機が見えました。
(↓落書きみたいな絵で失礼します!)
・・・こんな飛行機雲って、アリ?
まるで、誰かが注目するのを待っていたみたい。
飛行機が、道草をする?これは、飛行機じゃない。クリスタルベル(宇宙船)なのでは。
当時の住まいは賃貸住宅で、ベランダから見える空は狭く、やがてベルは、視界から消えようとしていました。
もう見えなくなる・・・ その時私は、心の中で「ありがとう!」と、つぶやきました。
すると、なんと、ベルのお腹のあたりが「ピカッ!」と光ったのです。
(↑わかりやすく黄色で描きましたが、実際は、鏡が光を反射したようなキラリ感でした)
「えぇーっ・・・!」
とてもビックリしましたが、嬉しくもありました。
まるで、私の思いに応えてくれたようだったからです。そしてベルは、まもなく見えなくなりました。
↑こんな人達が乗っているのかなぁと思いました(想像図♡)。
クリスタル・ベル(略称ベル)と名付けたのは、宮川沙亜子さんです。
ベルが飛行するとき、クリスタルの輝きのように美しいこと。
また新しい世界の訪れを告げるベル(鈴)の音と感じたことから命名されたそうです。
ちなみにベルが光るのは、太陽に反射するのではなく、ベルそのものが発光しているとのこと。
ベルの素材は、金属ではなく光だそうです。
・クリスタルベル公式サイト・
その後私は、外出すると空を見上げるようになり、時々、ベルを見るようになりました。
ベルは飛行機に似ているけれど、妙に小さいです。飛行機雲を吐きますが、あっという間に消えます。
飛行機は機体に白いペイントがされていますが、その当時よく見ていたベルは、金属の銀色でした。
金属と言っても、鉄ではない感じです。
ベルの機体は角度により、鏡が光を反射するようにキラッと光を放っていました。
しかし、その当時の私は、「飛行機と見間違えているのではないか」と、疑わしく思うことがよくありました。
そう思った日に空を見上げると、必ずベルを見ましたが、飛行機とは思えない飛び方ばかりでした。
両翼全体にエンジンをいくつもつけ、噴射するベル。
短距離を規則正しく蛇行しながら、飛ぶベル。
距離を開けて5機ほど続けて飛んできた時は、そのうちの1機が私の真上で、機体(お腹側)を上から順番にピカッ、ピカッ、ピカッと3カ所光らせて。
その様子を見た時は、感激のあまり、ちょっと泣けたほどでした。
それでもう、(わかりました。ベルと認め、もう二度と疑いません)と胸に決めて以来、面白いもので、以前ほどベルを見なくなりました。
以前は金属っぽいベルでしたが、最近見るベルは、雲を飛行機型にくりぬいたように、機体が透けそうに見えます。
機体が実際の飛行機よりも胴長な時もあり、ちょっと違うねと、突っ込みたくなることも ^ ^ 。
雲みたいなベルですが、キラッと光るのは相変わらずです。機体の半分以上が光って見えることもあります。
ベルはどうやら、私達の意志や思いをキャッチするようです。
ベルを見たい方は、心から望むことからスタート下さい。子供のような素直な思いが大事みたいです。